予防接種|なつレディースクリニック|西宮市門戸厄神駅にある産婦人科

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予防接種

予防接種|なつレディースクリニック|西宮市門戸厄神駅にある産婦人科

予防接種とは

予防接種

毒性を弱めた病原体(ウイルスや細菌)や毒素を、前もって投与しておくことにより、その病気に罹りにくくすることを予防接種といい、投与するものをワクチンあるいはトキソイドといいます。

予防接種には、法律に基づいて市区町村が主体となって実施する「定期接種」と、希望者が各自で受ける「任意接種」があります。接種費用は、定期接種は公費ですが(一部で自己負担あり)、任意接種は自己負担となります。市区町村が実施する予防接種の種類や補助内容の詳細については、市区町村などに確認しましょう。

定期の予防接種による健康被害が発生した場合には、救済給付を行うための制度がありますので、お住まいの市区町村にご相談ください。任意予防接種によって健康被害が起こったときは、独立行政法人医薬品医療機器総合機構法による救済制度があります。

子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)

子宮頸がんはそのほぼすべてが、ヒトパピローマウイルス(HPVと言います)の感染が原因であることが知られています。HPVには多くの「型」がありますが、そのうちがんと関係のある型は13~14種類です。HPVは子宮頸がんだけでなく、男性に多い咽頭がん、口腔がん、陰茎がん、肛門がんや、女性の外陰がん、腟がんにも関係があることがわかっています。この中で、がんとの関係が最も深いのがHPV16型、18型であり、HPVワクチンはこの16型と18型の感染を予防できるワクチンです。HPVワクチンは、当初子宮頸がんワクチンと呼ばれていましたが、実は子宮頸がんに限らず多くのがんを予防できるものなのです。
現在使われているHPVワクチンには、2価、4価、9価の3つがあり、それぞれHPVの2種類、4種類、9種類の型に対応しています。2価ワクチンはHPV16型、18型に対して、4価ワクチンはこれに加えて性感染症の尖圭コンジローマの原因であるHPV6型、11型に対して、さらに9価ワクチンでは4価ワクチンに加えてがんと関係する5種類のHPVに対する感染予防効果があります。
日本では、平成25年4月からHPVワクチンは定期接種ワクチンとして、12~16歳の女子に対して接種を受けるよう推奨されており、この年齢であれば無料で接種を受けられるようになっています。ただし、定期接種ワクチンとして認められているのは、2価、4価、9価ワクチンのみです。

  • サーバリックス(2価ワクチン)
    1ヶ月間隔で2回接種後、1回目から6ヶ月あけて3回目接種
  • ガーダシル(4価ワクチン)
    2ヶ月間隔で2回接種後、1回目から6ヶ月あけて3回目接種
  • シルガード9(9価ワクチン)
    2ヶ月間隔で2回接種後、1回目から6ヶ月あけて3回目接種

 

シルガードキャッチアップについて

キャッチアップ1回目接種は 11月28日(水) まで間に合います!お早めにご予約ください。
2回目及び3回目の接種が初回接種の2ヶ月後及び6ヶ月後にできない場合は、2回目は1回目から1ヶ月以上、3回目は2回目から3ヶ月以上あけます。

インフルエンザワクチン

冬期に流行するインフルエンザは、ワクチンによって感染を完全に防ぐ効果はありませんが、インフルエンザの発病を予防することや、発病後の重症化や死亡を予防することに関しては、一定の効果があるとされています。ワクチン接種の2週後から血中の抗体の量が増え始め、4週でピークに達し、3-5ヶ月後から低下すると言われているため、流行の2-3週間前の接種が推奨されています。
特に妊娠中の方は、感染すると重症化しやすいため、ワクチンの接種が推奨されています。妊娠を考えている時から、妊娠中全期間、授乳中を通して、接種が可能です。

新型コロナワクチン

新型コロナウイルスは軽症であれば解熱薬、鎮咳薬など対症療法で軽快することが多いですが、高齢者や基礎疾患がある方は中和抗体薬や抗ウイルス薬を投与して重症化を防ぎます。また、ワクチン接種により感染症の発症や重症化を防ぐことが確認されています。
妊娠を考えている時から、妊娠中、授乳中を通して、接種が可能です。

風疹・麻疹ワクチン

麻疹

大人になってから麻疹を発症すると、重症化しやすいと言われており、体の抵抗力が一時的に低下するため、肺炎や脳炎、心筋炎などの合併症を起こすケースもあるため、注意が必要です。特に、妊婦さんが麻疹にかかってしまった場合、流産や早産のリスクが高くなるのに加え、自身も重症化しやすく、非妊娠時よりも死亡率が上がることが分かっています。
情報が曖昧だったり、わからない場合は、麻疹の抗体価を測定することもできます。

風疹

免疫のない女性が妊娠初期に風疹ウイルスに感染すると赤ちゃんに先天性風疹症候群という障害を起こすことがあります。
風疹は、いちど自然に感染すると一生つづく免疫が体内に作られるため、その後風疹にかかることはないとされています。
この免疫は、実際に風疹にかかったことのない人でも、風疹ワクチンを接種することでも作られます。

接種を希望される方への注意事項

  • 妊娠を希望される方は、採血で風疹抗体を確かめていただき免疫がないようならワクチンを受けていただくようにおすすめしています。
  • 現在妊娠されている方、妊娠の可能性のある方は接種できません。
  • ワクチン接種後は2ヶ月の避妊が必要です。
  • 妊娠の可能性のある時期を避ける必要がありますので、月経~排卵までの時期に接種できるようご予約をお願いいたします。

ワクチンの予約について

ワクチン接種は、完全予約制となります。
WEB予約またはお電話にてご予約をお願いいたします。
当院指定日・時間枠のみの実施となりますので、個別に接種日・接種時間のご希望には応じられません。
ワクチン供給状況により、接種日時の変更をお願いする場合があることをご理解ください。

ワクチンの費用について

ワクチンの接種費用は、定期接種は公費ですが(一部で自己負担あり)、任意接種は自己負担となります。市区町村が実施する予防接種の種類や補助内容の詳細については、市区町村ホームページなどでご確認ください。
各種ワクチンの費用については、当院までお問い合わせください。

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